建築家甲村健一の住宅・商業施設のカテゴリー別。和空間やバスルームを紹介。

癒しの旅館の露天風呂のようなバスルーム

バスルームといえば「建物の北側で日当たりが悪い」というイメージがあり、トイレなどと同様に浴室という住宅設備のひとつとして考えられていたと感じます。しかし最近は「疲れた体と心を癒せるバスルームにしたい」という要望をよく耳にするようになりました。設備としての浴室から、贅沢な癒しの居場所としてのバスルームへと人々のニーズは変化しているのです。居場所としてのバスルームはリビングなどと同様に日当たりや風通しの良さ、美しい風景が見えることが重要だと考えられます。また高級旅館の温泉や露天風呂、ホテルのビューバスのような非日常的な感覚が得られる空間であるべきかもしれません。